2017年5月1日月曜日

未図屋工房のあれこれ


~ある日の患者さん7~


未図屋工房です。
ある日の患者さんをご紹介します。
 
昭和36年発行の判例集です。
合冊製本されていて、紙の傷みが進んでいます。保存資料として修理をします。


ページが真っ二つに破れています

今回は典具帖紙を使って補修します。 

典具帖紙片

両面に文字があるので、ぶれない様に慎重に破れ目を合わせました。
破れが広範囲なので、手があと2本欲しかった。

ページ両面とも文字がきれいに繋がり
問題なく読むことが出来るようになりました。


デモンストレーションを見学してくれた学生さんに「わぁ、すごい!」とお褒めの言葉をいただきました。
ぁ、嬉しいっ!


☆未図屋工房☆
読み方:みずやこうぼう。修理・製本を担当。
水屋を作業場としているので、みずや(水屋)工房。そこに「未来へ大切な図書資料をつなぎたい」という想いをのせて、「未図屋工房」と命名

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